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第2回インタビュー 学生シンガー てぃー(tea)さん




皆さま、おはようございます✨


最近、コロナ自粛が大分解けてきて、通勤・通学の時間帯の電車が混んできてちょっと憂鬱な安東です。


そんな憂鬱な時間も、音楽を聴いていると不思議と短く感じるもの。


時には、今日の気分にぴったりあう曲を探しているうちに目的地に着くことも。


極論を言えば、生きていく上で芸術の存在は必須条件ではありません。ちゃんと食べてちゃんと寝てさえいれば、生物としての生存は可能です。


それでも皆が歌を聴き、絵画を眺め、本を読むのは、必須ではなくても、やっぱり心の豊かさの喪失は「人間らしさ」の喪失とイコールであって、「表現」の存在と発展は必然だということなのかもしれませんね。



さて、今回のインタビューは現役の大学生として学生生活を送る傍ら、シンガーソングライターという表現者としての顔も持つてぃー(tea)さんです!


音楽業界は、特にライブイベントが軒並み中止になったということで、コロナによる打撃を大きく受けた領域といえます。


その中で、表現者たちはどのようなことに直面し、どんなことを考えているのか。少しでも皆様にお伝えできたらと思います!






 

Q.1 自己紹介をお願いします。


 都内の大学に通いながら音楽活動をさせてもらっています。てぃーと申します。学校の勉強と音楽活動で両立しながら行っています。ライブハウスで演奏したり、ツイキャス、youtubeで配信したりしています。

サークルは、アコースティックギターのサークルに2つ入っています。ギター歴は、高1からになりますね。高校にアコースティックギター部がありました。弾き語りでやっているので、ギターの技術で言うと自信はないのですが…


 趣味は、絵を描くのも好きです。イラストを書いたりしています。あとは、あつ森ですかね。趣味として言うのが恥ずかしいけど、なかなかやりこんでます(笑)




 

Q.2 このコロナ影響で大変なことはありましたか。


 ライブハウスでのライブが、4・5月辺りは全くできなかったです。活動できなくて大変なのもあるけど、ライブは店長さんが呼んでやってくれたりするのが多くて、その辛い話を聞くのもすごくきつかったです。お世話になっているお店が閉店しちゃったりするのもありました。打撃は大きかったと思います。すでにコロナが終わっても、そこに戻れない状況にあるのを実感します。


 その中でも、配信の頻度は増やして、見に来てくれる人を少しでも増やせるようにしていました。毎日配信などできることをやっていました。4.5月が1番大変でしたね。ライブハウスができないし、配信も手探りって感じで。


あとは、外出ができないことですね。レコーディング、歌の練習とか。家でやるとなると、色々と気を遣わないといけなくて。周りの人もいつも以上に家にいるから、気を遣って大変でした。



Q2-1 最近はどうですか?


 ライブハウスでのライブも行われるようになってきました。入場制限、フェイスシールドをしたりはもちろんありますけど。コロナでオンラインも普及してきたので、ライブハウスで入場制限+オンラインでも安く見られるという形もでてきました。そういった形でライブは進んでいっていますね。


歌は生で聞く方がいいですし、会えるのを楽しみにしてくれている人が多いです。1ドリンク制で、そこで飲むお酒が1番おいしいって言ってくれるお客さんとかもいます。ライブハウス側もそこでお金をもらっているので、それがなくなるのは大変ですよね。


 でも、オンラインのメリットもあげると、普段は都内で活動しているので、それ以外の人も見ることができるのはいいなと思います。大変だけど、工夫しながらやっていますね。自分の話というより、音楽業界の話になりつつありますけど…(笑)


Q2-2 他に何か困ったことはありましたか?


 CDを作って売ったりもしているんですけど、それが売れにくくなっています。前まではライブハウスで新しく聞いて応援してくれることが多かったので。おしゃべりとかができなくなって、ファンとの交流が減っているのが寂しいです。通販とかの宣伝がうまい子はそれでも売れているらしいです。対面で買ってくれる人の方が元から多かったから、それは悩みですね。



 

てぃーさんのライブの様子。「表現」の世界において、それがリアルな空間なのか、デジタルな空間なのかということは、非常に大きな意味を持つ。

 

Q.3 オンライン授業になったことで生活はどのように変わりましたか。


 もちろんいいところ、悪いところありますね。これまでだったら、授業始まる直前に起きた時は、学校に着くころには授業が終わっている状態でした。でもオンラインだと、ただ画面をつけさえすればいいからそこは楽ですね。出席率は上がったかなと思います。けど、長時間液晶を見ているのは辛いです。視力が普通に落ちたし、体も痛いです。


 面白い生活リズムというか、話したいことがあって(笑)親がコロナで職業上忙しくなり、家を空ける時間が増えたんですよ。兄弟が下にいるので、親に家事をお願いされるようになって。オンライン授業で空きコマがあると、その間に例えば煮物の仕込みだけしておいて、授業を受けている間に味を染み込ませて、また授業が終わった後に温めて食べたりしていました。空きコマの使い方の幅が広がったなと思います。あと、料理もちょっとできるようになりましたね。友達とか、空きコマ中にお風呂入っている子とかいました。家でできることは何でもできるので、大学に行っていた時よりもだいぶできることは増えましたね。それは、コロナを体験して思いました。


 

Q.4 バイトやサークルなどはどうしていますか。


 サークルはまず、学校公認のサークルなので、学校の施設で活動ができないです。新入生勧誘zoomみたいな感じで春はやっていて、20人くらい入ってくれました。個々が家で弾き語りした動画をSNSで配信したりしていました。その動画を見て、入ってくれる新入生もいて、嬉しかったです。


 6.7.8月あたりは一応週2回くらいオンラインで活動していました。おしゃべりしたり、演奏をみんなでzoom越しに聞いたり、人狼とかLINEでしたり。zoom越しで歌を聴くのは、声をクリアにするためにノイズキャンセルみたいなのが入るので、逆に難しかったですね。デュエットやハモリもできないですし、限界があるよねって話していました。


 今の時期は、9月半ばくらいに対面で会おうっていう企画がやっと出てきました。サークル全体だと人数が多すぎるので、小さいグループに分かれて、親睦会を行うのを企画しています。


 音楽っていうコンテンツがオンラインに向いているところ、向いてないところを理解してできているのかなって思います。弾き語りの動画とかを流せるところは、オンラインに向いているし。ラグの話とか色々限界を感じる部分もあるので、これから色々考えていけたらと思っています。コロナで影響はもちろんでているけど、新しく始められることもたくさんありました。オンラインでやるのにお金がかかるならまだしも、そうでないことが多いですよね。それならうまく活用した方が良いなと思います。



 

「オンラインでもやれることはある、ということは結構みんな分かってはいると思うんです。ただ、それを実行に移すかどうかに高いハードルがあるように思う。実際にやってみるのが大事」とてぃーさんは述べる。

 

Q.5 友人関係や家族関係、恋人関係などどのような変化がありましたか。またそれをどのように乗り越えていますか。


 兄弟がいるって話をしましたが、兄弟とは仲良くなりました。面白いことを自主的に探して、それを兄弟間で共有したりしています。弟がいてアニメが好きなんです。面白かったアニメの話をしてくれて、私もまんまとはまり、一緒に感想とか話すっていう(笑)兄弟がいるってすごく大きかったなと思います。


 友人関係は、やはり会わなくなってしまったので、それは悲しいですね。特に大学の友達だと、色んな所からきているし、立地が東京なので全然会えないです。一緒の授業取っている子で、zoom開きながら課題一緒にやったりはしていました。


 地元なら良いかなと思って、地元の友達と会うようになりました。たしかに、むしろ会いやすくなったかもしれないです。それこそ時間が増えたことにも関係しますけど、地元の友達はどうしてるかなって久々に連絡とったりとか、遊ぶ約束をしたりしました。


 できればコロナ前の日常に戻りたいとは思います。けどそれよりも、コロナによって、オンラインとか、非日常感が始まることに、ワクワクとか面白そうっていう興味的心理はありましたね。オンライン飲み?!楽しそう!みたいな(笑)


 

Q.6 就活やインターンなど、どうしていますか。


 夏のワンデーとかスリーデーとか、行けるものは行きました。インターンする企業も例年と比べたら少し減っていると思いますし、対面のインターンは倍率がとても高いです。すごく集中していると思います。長期的に力がつくインターンというよりかは、業界がわかる説明会のようなインターンに参加していますね。周りも焦っていると感じます。

Q6-1 音楽の道を続けていくのが1番良いですか?


 もちろんそうですね。けど、音楽をずっと続けていくために、必要なお金を仕事で稼ぐことは、全然いいと思っています。働くことで、色んな人に共感してもらえるような、経験をできるかなって。会社帰りに励ませる曲とか書けたらいいなと思います。


 入る企業に対しては、良くも悪くも好奇心があって、悪く言えば歌で稼ぎたいからどれも嫌になりますけど、よく言えば、なんでも楽しそうって思う自分がいます。業界とかをしっかり決めている子とかと比べると、ぽやってしているから不安はありますね。


 

Q.7 コロナ禍が収束した後はどんなことをしたいですか。どんなことを考えていますか。


 実は大学在籍中に、ワンマンライブをやるというのが、夢だったんです。自分がちょっとしたライブハウスに出るとかはこれまでもできてますけど、自分で企画していっぱいお客さんを呼んでっていうイベントがしたかったです。それは、やはりオンラインじゃなくて、対面でやりたいですね。収束しなかったとしても、どこかのタイミングではやりたいと思っています。

 

Q.8 最後に一言!(何か宣伝したいこと等あれば)


 素敵な機会をありがとうございました!たくさんお話できて楽しかったです。私のことを知りたいな〜と思ってくださった方向けに活動の宣伝をさせて頂きます、笑



☆SNSはメインでTwitter、Instagram、YouTubeを使っています。気になった方は是非覗いてみてください。DMではライブのご予約も承ります。公式サイトも併せてどうぞ!!


YouTube:tealeaf24

公式サイト:TEA


☆また、配信アプリを使って弾き語り配信を定期的に行っています。是非聞きにきてください

ツイキャス 毎週土曜日22:30〜

SHOWROOM 毎週日曜日22:30〜


☆月1、2回でライブハウスのライブに出演しています。今は対面とオンラインの併用型が主流になっていますので無理しない範囲で私の歌を聞きにきてくれたら嬉しいです!起こしになる場合はコロナ対策と、入場人数に限りがあるので事前に連絡をください




 まだまだ大変な時期が続きますが少しでも皆様の活力になれるようにこれからも頑張って活動していきたいと思います!ありがとうございました!


 

いかがでしたでしょうか!


次回は、中国からの留学生で、大学院の修士課程にて日々実験に励む、理系の方にインタビュー予定です!


そちらも是非お楽しみに✨





第0回インタビュー(安東寛崇さん)の記事はこちら

第1回インタビュー(金野翔太さん)の記事はこちら

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